トルコ イスタンブール 断食月の愉しみ

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私がトルコに行ったとき、ちょうどイスラム教の断食月(トルコ語ではラマザン)だった。
断食月は信者に日のでている間の飲み食いを禁止するもので、
トルコ人の約7割がこの教えを守っていると言われている。

そのかわり、ラマザン中は一般に普段より豪華な夕食を愉しむそうだし、
ブルーモスクの横には夜な夜な無数の屋台がでて、多くの人々が繰り出してくる。
そのにぎやかなこと、人の多いこと、とてもまともに道を歩けるものではないし、
まして立ち止まって写真をとるなど、日中のみの断食ぐらい難しく思えたのだった。

苦行の埋め合わせ、それとも抜け道と呼ぶべきか、
それなりの楽しみも用意されているのであった。

ブルーモスクの横にでる屋台をラマザン・シェンリクレリ(Ramazan Senrikleri)と呼ぶそうである。
 
 

撮影地  トルコ イスタンブール  
Istanbul, Turkey
(2002年11月)



 ■撮影データ